Q・法律の素人が加わると、裁判の質が落ちるのではないでしょうか?

Q・法律の素人が加わると、裁判の質が落ちるのではないでしょうか?
A・大丈夫です。

裁判員の仕事で、一番重要なのは、「事実認定」と「量刑」について判断です。
法律的な判断は裁判官が行うので、専門家ではない一般人としての意見を提出することが求められます。(専門家は裁判員に選出されても辞退しなければなりません。)

判断に、法律の解釈が必要な場合は、裁判官から説明を受けることができるし、もちろん質問しても勉強しても構いません。

法律の知識がないということで、裁判の質が落ちたり、信頼性が損なわれるといった不安視される声も聞かれるのですが、制度導入の目的には、専門家のみによる専門的すぎる判断への危惧も含まれており、一般的な視点で事件をみるということが必要だということを理解しておかなければなりません。
裁判員の人生経験と(人生経験の少ない若い人の意見も含め)、専門家である裁判官の知識を合わせてこれまでの裁判よりも深い議論になることが期待されます。

とはいえ、いろいろな意見に流されてしまったり、自分の意見も言えないような裁判員が選ばれてしまう可能性もあり、自分だったら、必要な準備ができるのか、世間の皆さんが納得できるような意見が言えるのか、という不安はありますよね。
そういう意味で、裁判の質を心配される声が上がるのももっともです。
制度化された以上、一人一人が自分が関わることとして、もっと勉強会などに参加できるような機会が増えるとよいと思います。

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