裁判員に選ばれたら 〜裁判員のしごと〜

■裁判員に選ばれたら 〜裁判員のしごと〜

刑事事件の裁判では、一つの事件に対し、6人の裁判員が選ばれます。
裁判長が必要だと考えられる場合、補充裁判員も選任されます。

最終審査である「裁判長との面接」は、裁判当日の午前中に行われ、午後から審理が始まります。


裁判員の仕事は、3つの過程があります。

(1)公判の立会
(2)評議、評決への参加
(3)判決宣告
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(1)公判の立会

裁判官とともに、法廷に立ち合い、判決まで関与することになります。

公判とは、刑事訴訟において、裁判所、検察官、被告人(弁護人)が訴訟行為を行うために法廷で行われる手続のことです。
民事訴訟の場合は、口頭弁論と言います。
事件の証拠書類を確認したり、証人や被告に対して質問をすることができます。

よくニュースで大きな事件が起きると、「初公判」の開廷などといわれます。
公判は、たいてい複数日数かかります。
通常、2〜3日ですが、長ければ1週間程度かかる事件もあります。
できる限り連続して開かれるように調整されますが、裁判員はそのすべてに立ち会わなければなりません。


(2)評議、評決への参加

裁判官と一緒に事件の内容について議論します。
外国の陪審員制度では、裁判官とは別に話し合いが持たれますが、日本の制度では、裁判官が加わるため、まったく法解釈の素人だけで評決されることはなく、あくまで国民としての意見を出すことが重要となります。
議論では、事実を認定し、被告人の有罪・無罪、有罪になる場合どの刑が妥当かを話し合います。
評議では、必ずしも意見が一致するとは限られません。
評決は、多数決によって行われることになります。

評議の参加人数は、裁判官3人、裁判員6人の9人ですが、過半数のうちには裁判官が一人以上含まれていなければなりません。
たとえば、有罪6人・無罪3人という評議の結果になった場合、裁判員6人全員が有罪だと言っても、裁判官が一人も同意しなければ、成立しません。


(3)判決宣告

評決内容が決まると、再度、法廷に集まり、裁判長が判決を宣告します。
判決が宣告されると、裁判員の仕事は終了です。
といっても、途中退廷できるという意味ではなく、その裁判の終了、解散をもって完全に仕事が終わるというわけです。

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