審理のスピード化

◆審理のスピード化

裁判員制度の導入によって、「裁判を迅速に済ませる」という目標があります。

しかし、今までの裁判も、90%以上は「のべ」5日以内で審理が終了しています。
どうして、長くかかっていたように見えていたのかというと、「インターバル」が長かったのです。
審議と審議の間が1か月空くこともよくあるそうです。

それは、審議の中で、さらに深く調べなければいけないことに時間が必要だったり、
単に、裁判官の人員配置の都合だったりします。

しかし、一般人を参加させるとなると、飛び飛びの日数で拘束することは不可能です。
平日の開廷日数を増やして、早く終わらせてしまうなら、なんとかなりそうです。

実際の審議日数は、今までも5〜6日だったので、問題なさそうな気がします。
裁判所としては、集中して終わらせたほうが効率もよく、都合がよいようですよね。

問題は、審議を急がせることより、内容が雑ににならないか、という心配が残ることです。
専門家が、インターバルを置いてじっくり審議していたものに、
素人が加わり、よく考えられていない意見がでてしまう。

そういった審議のやり方に対しても、判決の「不服」が増える可能性があります。

被告は、1審で有罪判決がでたとしても、控訴することができます。

しかし、裁判員は、上告された裁判に関わることはないので、
結局、高裁以降は、今までの裁判と変わりがありません。

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