守秘義務の厳しさ

◆守秘義務の厳しさ

裁判員には守秘義務があります。
これは、裁判中の公正な進行とともに、裁判員の生活の安全を守るためでもあります。

しかし、守秘義務の期限は「生涯」とされています。
一生、何らかの秘密を抱えさせられるのは、心理的な負担が大きくかかります。
犯罪に時効があるように、ある程度の期限を設けたり、吐き出せるような場所を作らないと、PTSDの危険や不安感が募る決まりだと思われます。

もう一つ、守秘義務によって、実際裁判員が感じた制度上の問題点が、表面化しないのではないかということが考えられます。

法は、3年後に見直しと言われていますが、3年間で、何件の裁判が該当し、そこの参加した裁判員の意見で、はたして見直しに相当する問題点が整理できるのか、見直しの議論にまで持っていけるのか、という懸念があるのです。現実に、裁判員の経験を公表できるような社会の空気ではないのが今の日本の社会です。
一言、言い間違えれば、「正義」も袋叩きにあってしまうご時世ですから。
どれほど一般市民の参加意識を高めることができるのか、とても難しい問題です。

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